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2016年度 新入社員および若手社員 「秋のスキルアップ研修」

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2016年度新入社員および若手社員「秋のスキルアップ研修」を開催します!
新入社員および若手中途社員のフォローアップにぜひお役立てください。

10/11(火)    
10:00-17:00       
新人・若手社員「基礎力向上」講座
「組織・個人・人間関係」3つの視点から『基礎力』を養う     
10/12(水)
10:00-17:00 
必修!基礎から学ぶ印刷技術
印刷知識を基礎から学び直したい方のために 
10/13(木) 
10:00-17:00
印刷営業活動の基本と実践
すぐに実践できる印刷営業の必須項目を押さえよう 
10/18(火)
13:00-17:00 
デジタルデータ受発注知識と入稿のポイント 
間違えやすい入稿時のポイントを再確認

【DTPキーワード】表の組み方

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DTP以前手作業の時代から表の作成は組版の中でも手間の掛かる作業の一つであった。手作業からDTP に変わっても長らくその手間はさほど変わらなかった。
アプリケーションソフトの種類によっては、プラグインソフトやエクステンションプログラムといった後から機能追加するものはあった。アプリケーションソフト本体に不足している機能を補うための小さなソフトウエアが種々存在していたが、そもそもアプリケーションソフト本体に初めから組み込まれていないと普及は難しい。結果的には、表のための機能ではないが、表の作成に有効な使い方ができる機能をユーザーが考え、工夫をして作業していることも少なくなかった。
DTPレイアウトアプリケーションソフトとしては後発のAdobe InDesignには、表の機能が初めから組み込まれて発売された。高度な機能が準備されているがデフォルトで使用しても十分見栄えのする表が作成できる。しかし表をデザインする上では以下のような点に留意したい。

表の基本形式

  • 表は行と列(2 次元)で構成されるのが一般的。
  • 行と列は内容ごとに高さと幅をそろえる。
  • 横軸か縦軸または両方に見出し(項目)を設ける。
  • 見出し名や項目名は表内文字より目立たせる。
  • 各区切りには罫線、空白、色網などを用いて区別する。
  • 表の文字位置は内容に合わせて、左/中央/右などのそろえを行う。また文字は罫線などにかからないように左右上下に余白を設ける。その際用いる機能に、インデントやタブなどを活用する。
  • 上下の文字位置も一般にセルや罫線などの区切りの中央に位置される。セル(cell)とは小区分、小部屋、欄などを意味し、ここでは表の中で扱う個々のマス目を指す。表の左上を起点に、縦方向(行)と横方向(列)で区切り、各セル位置(アドレス)を行と列の組み合わせで示す。表計算ソフトとの連携ができるDTP アプリケーションソフトもある。

表の基本設計手順

  1. ①表全体を収める範囲(縦横の大きさ)を決める。
  2. ②目的に合った表の形状を決める。
  3. ③最小文字の大きさを先に決め、文字数に合わせてセルの大きさを設計する。最小文字の大きさは、読み手のターゲット層や内容に見合った可視性を考慮して決める。
  4. ④残りのセル大きさを文字数を考慮して作成する。

表組

有限会社 セネカ
代表取締役
野尻 研一

【クロスメディアキーワード】ターゲットマーケティング

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クロスメディアキーワード【第17回】

ターゲットマーケティングは、急速に変化する市場に対応するためのマーケティング手法である。

  • Segmentation:市場細分化
  • Targeting:標的市場の選択
  • Positioning:製品およびサービスのポジショニング

といった要素により構成され、頭文字からSTPマーケティングとも呼ばれる。
生活者のニーズや購買行動は多様化しており、企業は「あらゆる地域の、あらゆる生活者を対象とする」マスマーケティングの実施が困難な状況になっている。そのため、ターゲットマーケティングには、マスマーケティングの代替として登場した背景がある。

Segmentation:市場細分化

「Segmentation」では、市場全体からターゲットとなる市場を抽出する。消費財であれば、年齢、性別、職種、地域、趣味、所得、家族構成などで市場を括ることが多い。しかしながら、実際には他に様々な細分化の基準が存在する。

  • デモグラフィック(人口統計的な基準で抽出する方法)
    年齢、性別、世帯規模、家族構成、所得、職業、学歴、世代など
  • ジオグラフィック(地理的な基準で抽出する方法)
    国、地方、都市、人口密度(都市部、郊外、地方)など
  • サイコグラフィックによる細分化(心理的な基準で抽出する方法)
    個人の価値観、社会的な階層、ライフスタイル、パーソナリティーなど
  • 行動による細分化(製品やサービスに対する知識、態度、使用歴、反応などを基準に抽出する方法)
    製品やサービスの購買状況、求めるベネフィット、使用経験、ロイヤルティー、購買準備段階(知らない>認知している>関心がある>欲しい)など

市場細分化の目的は、市場全体の中から製品やサービスを求めている市場を特定することにある。従って、これまでになかった新しいコンセプトにより投入される製品やサービス、市場の種類によって、さらに細分化の基準が必要になる場合もある。

Targeting:市場ターゲティング

市場セグメンテーションにより抽出した市場の中から、「標的市場」を選定する段階である。対象となる市場には、企業にとって最も魅力的なセグメントを選定 するべきであり、一般的には、「強みを活かせる市場」や「他の競合の少ない市場」を選択する。市場の成長性、市場の構造的な魅力、企業の目標と経営資源の 選択における判断要素として考慮し、その上で市場をどの程度網羅するか決定する「カバレッジ戦略」を採用する。

Positioning:市場ポジショニング

標的市場において、どのような位置で製品やサービスを提供するかを検討する。製品やサービスを競合と比較した際、例として5つの価格から1つを選択し、製品やサービスの位置づけを行う。

<5つの価格>
「ベネフィットが多く価格が高い」
「ベネフィットが多く価格が同じ」
「ベネフィットが同じで価格が安い」
「ベネフィットが少なく価格がより安い」
「ベネフィットが多く価格が安い」

ターゲットマーケティングによる効果

ターゲットマーケティングを実施することで、生活者からのニーズに対し細かい対応が可能となる。また、市場を分析することにより対象が絞られることで、そ の特性を短時間で正確に理解と把握することができる。さらに、標的市場を明確にすることで、ターゲットとなる生活者のセグメントを絞り込むことになり、そ のセグメントがどのようなニーズを持っているのかが明らかになる。ニーズを満たすために、どの様な商品やサービスを提供すべきか明確になる。特に競合と差 別化すべき機能や効用を明確にすることで、今後の市場における有利な戦略を立案することが可能となる。
支出においては、標的市場にのみ投資を集中させることができる。対象としない市場に対する投資を行う必要がなくなり、標的市場に対する有効な投資が可能となる。

ターゲットマーケティングの対象

ターゲットマーケティングは、大規模な事業だけではなく、中小規模の事業においても採用できる手法である。選定した市場において、「強み」を発揮することにより市場における生活者の中で、既存顧客の満足度を向上し、見込顧客の囲い込みをすることが期待できる。
経営資源の乏しい中小規模の事業にとって、大きな市場を細分化し、ターゲット市場を明確にすることにより、経営資源を有効活用することができる。「強み」を発揮できる市場で、安定した事業を展開することが可能となる。

差別型マーケティング

差別型マーケティングとは、ターゲットとする市場セグメントを定め、その市場に適した方法で行うマーケティングである。市場に適した製品や施策を展開し、 売上の拡大と市場でのポジショニングを確立する。しかしながら、製品や施策の多様化は、支出を増加させる。したがって、製品による売上と支出の比較を行 い、適格な意思決定が必要となる。

非差別型マーケティング

「非差別型マーケティング」とは、市場セグメントの違いを考 慮せずに実施するマーケティングである。大量に生産される製品を全国展開する際に用いられることが多い。生活者を考慮する際、「ニーズの差異」ではなく 「ニーズの共通点」に着目し、施策を立案する特徴がある。製品は様々な生活者に訴求できるデザインや機能が採用され、市場への投入を大量に行い、マスメ ディアによる広告を実施する。

集中型マーケティング

「集中型マーケティング」とは、限られた経営資源を特定の市場セグ メントに集中させ実施するマーケティングである。大規模な市場に対するシェア獲得の代替として、少数のセグメントで大きなシェア獲得を目指す戦略である。 得意とする市場に対し、集中的に製品の投入や、施策を実施する。経営資源が限られる中小規模の事業体で採用しやすい手法である。

例題

ターゲットマーケティングに関する記述として最も不適切なものはどれか[解答群]から選べ。

ア ターゲットマーケティングとは、市場の細分化を行い、製品やサービスの対象となる標的市場を定め、その市場に向けてマーケティング活動を実施することである。

イ 非差別型マーケティングとは、市場全体を対象に同一製品の投入や施策を実施することで対応するものであり、大量に生産される製品を全国的に展開する場合に用いられることが多い。

ウ 差別型マーケティングとは、複数の異なるセグメントごとに適合した製品を投入し、施策を実施するマーケティング活動である。市場にきめ細かく対応しようとするものであり、中小規模の事業体が採用しやすい。

エ 集中型マーケティングとは、経営資源と合致する得意とするセグメントに対し、集中的に施策を実施するマーケティング活動である。

[解答群]
①ア ②イ ③ウ ④エ

[解答]
②イ

※本ページの内容は掲載当時(2014年5月)のものです。

働きやすい職場・働き続けられる職場は確保できているか

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若者や女性が働きやすい職場環境が求められています。印刷企業ではどの程度対応が進んでいるのでしょうか(数字で読み解く印刷産業2016その9)

JAGATでは2015年度の東京都「印刷業界における若手従業員処遇改善事業」のサポート事業者として、従業員の定着率向上を目指す中小印刷会社に対し、資格取得支援、スキルアップ研修、コンサルティングを実施しました。定着率の向上は単年度で成果を出すことは難しい事業ですが、印刷業界全体としても少しずつ成果が出てきているようです。

ホワイト企業トップ500に印刷会社6社がランクイン

東洋経済CSR調査では毎年新入社員が3年後に何人在籍しているかをきいています。2012年4月入社の新卒3年後定着率(2015年4月在籍率)の平均は84.7%で、業種別では製造業が高く、土日勤務が多いサービス業(67.4%)や小売業(72.0%)は低くなっています。
新卒者3人以上で在籍者を開示している965社を対象とした「新入社員に優しいホワイト企業トップ500」では、定着率100%が120社に上り、印刷会社では3人採用のプロネクサスが同率1位、次いで凸版印刷が369位、大日本印刷が400位、サンメッセが448位、トッパン・フォームズが477位、共同印刷が493位にランクインしました。

「新入社員に優しいホワイト企業トップ500」の印刷会社一覧

順位 社名 男女合計定着率(%) 男性(人) 女性(人)
2012年入社者 2015年在籍者 2012年入社者 2015年在籍者
1 プロネクサス 100.0 2 2 1 1
369 凸版印刷  92.0  165  150  61  58
400 大日本印刷  91.4  175  160  68  62
448 サンメッセ  90.0  13  13  7 5
477 トッパン・フォームズ  88.9  21  18  6  6
493 共同印刷  88.5  20  17  6  6
資料:東洋経済『CSR企業総覧』2016年版
注:男女合計の3年後新卒定着率でランキング(新卒者3人以上が対象)。『CSR企業総覧』2016年版掲載の1325社のうち男女とも入社者、在籍者を開示している965社が対象

 

定着率の高い企業の特徴として「eラーニングや通信教育といった自己啓発制度などで社員の能力開発を推進する」「世代ごとのキャリアアップ支援や資格・技能検定取得奨励制度、国内・海外留学制度、表彰制度などの各種制度で従業員の能力アップを後押しする」などが挙げられています。

定着率や有給休暇取得率、残業時間などによって、ホワイト企業かどうかの判断はなされます。
東洋経済オンライン掲載のランキングでは、「有給休暇取得率 トップ300社」には印刷会社は入っていませんが、「育休取得者が多い100社ランキング」の31位に大日本印刷、71位に凸版印刷が入っています。さら に「女性部長数ランキング上位50社」では大日本印刷が40人で19位となりました。

 

女性が働きやすい職場・働き続けられる職場が求められている

経済産業省と東京証券取引所は、2012年度より女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」を選定しています。2016年度は全上場企業を対象に、女性管理職比率を開示している企業について、女性活躍に関するスコアリングを実施するとともに、財務指標(ROE)によるスクリーニング等を経て、45社を選定しています。印刷会社では、女性管理職の増加や男性の育児休業取得を進めているトッパン・フォームズが2013年度から3年連続で選ばれています。

また、従業員等の健康管理を経営的な視点で考えて戦略的に実践している「健康経営銘柄2016」25社にも、トッパン・フォームズは選定されています。「健康経営に関する方針」を全社方針として打ち出し、多様な人材が生き生きと働き続けることができる基盤づくりとして、健康保持・増進活動を推進し会社の発展向上を目指しています。事業所内の完全禁煙化と事業所内診療所による禁煙外来活動、喫煙者・非喫煙者を問わず就業時間内に肺年齢チェックなどを行い、喫煙率は2010年度38.0%から2014年度28.9%へと大きく減少しました。

企業経営における女性活躍推進の意義として、「平成27年度「なでしこ銘柄」レポート」では、①多様な市場ニーズに対応、②リスク管理能力や変化に対する適応能力の向上、③資本市場における評価の獲得、長期・安定的な資金調達、④労働市場における評価の獲得、優秀な人材の確保・獲得の4点を挙げています。

さらに、「女性活躍推進に積極的に取り組み、成果を上げている企業は、「多様な人材を活かすマネジメント能力」や「環境変化に適応するための自己変革力」があるという点で、「成長力のある企業」であると考えられます」としています。

印刷企業においても、女性の働きやすい職場、制度の充実によって幹部社員・役員への登用状況が評価されると同時に、さらなる成長へとつなげていくことが求められています。

JAGAT『印刷白書』では、印刷産業の産業構造を見るために、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」「毎月勤労統計調査」などから、印刷産業の平均勤続年数、賃金や労働時間を抽出し、図表でわかりやすく解説しています。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

括弧類の使い方

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日本語組版とつきあう その59

小林 敏(こばやし とし)

括弧類の使い方

括弧類の使い方には、おおよそのルールがある。このルールにそって使用しないと読者に誤解されるおそれがあるので、注意が必要である。主な使用法をあげると次のようになる。

パーレン(丸括弧)は、番号などをくくる際にも用いるが、主にある事項に対して補足・注記を加える場合に使用する。

かぎ括弧やクォーテーションマークは、語句の強調や引用などで使用する。なお、語句の強調はダブルミニュートまたは山括弧で示す方法もある。
会話を示す場合は、かぎ括弧を用いる(クォーテーションマークも使用されている)。
一般に論文名はかぎ括弧(またはシングルクォーテーションマーク)、書名は二重かぎ括弧(またはダブルコーテーションマーク)でくくる。

引用文中に引用者の補足説明をつける場合、縦組ではキッコウ(亀甲括弧、〔〕)、横組ではブラケット(角括弧、[])を使用している。

なお、横組ではかぎ括弧のかわりにクォーテーションマークを使用している例がある。これは縦組では、かぎ括弧、特に終わりかぎ括弧の位置が安定しないことによるが、今日では、あまりこうしたことも意識されず、横組でもかぎ括弧がよく使用されている。キッコウも、本来はブラケットを縦組用にしたもので、横組では使用を避ける、とする考え方もあったが、今日では横組でもキッコウは使用されている(ただし、数式では使用しない)。

括弧を入れ子にする

補足説明や引用で括弧類を用いる場合、入れ子にする例がでてくる。この括弧類を入れ子にする場合には、以下のような用いかたがある。

なお、補足説明のなかに強調する要素があった場合、子要素の強調を示すかぎ括弧(またはクォーテーションマーク)と親要素の丸括弧と、決められた括弧類を用いればよい。

入れ子の括弧類も同じ括弧類を用いる

入れ子にする子要素も親要素にも、同じ括弧類を使用する。
補足説明を丸括弧でくくる場合、図1に示したように、入れ子にした部分も同じ丸括弧を使用した例がある。文脈から理解できるという考え方である。

なお、この補足を丸括弧で示す場合、図1のように本文と同じ文字サイズとする方法と、文字サイズを1段階小さくする方法とがある。文字サイズを1段階小さくする方法は、活字組版ではけっこう面倒であるが、コンピュータ組版では、行長の調整も自動処理なので、今日では1段階小さくする方法がよく行われている。

zu59_1

(図1)

入れ子の括弧類に別の括弧類を用いる

入れ子にする要素には、親要素とは別の種類の括弧を用いる。親要素と子要素は別なものを用いて、しっかり区別して示したほうがよいという考え方である。
たとえば、JIS Z 8301(規格票の様式及び作成方法)では、“角括弧は、既に丸括弧を用いている部分を、更に括弧でくくる必要がある場合に用いる”との説明があり、親要素は[]でくくり、子要素は()でくくることになっている。
また、縦組で引用文をかぎ括弧やクォーテーションマークでくくる場合、次のようにする方法が行われている。

 「○○○『△△△「◇◇◇」』」

 “○○○‘△△△“◇◇◇”’”

この方法の問題は、引用の原文の括弧類の用いかたがわからなくなることである。
ただし、引用文の全体をくくる括弧類としては山括弧を用いる方法もあるので、これを用いれば、原文のかぎ括弧をそのまま使用できる。

入れ子の括弧類に特別な括弧類を用いる

前回(“約物の種類”)の図1に示したようにかぎ括弧と二重かぎ括弧には、小かぎとよばれる特別なかぎ括弧がある。
小かぎが使用できる環境であれば、小かぎを子要素に用いることができる。この方法では、引用する原文のかぎ括弧をそのまま使用できる。

入れ子にする際に、どの方式にするかは一般的には決められない。その原稿での括弧類の使用方針と原稿のなかでの具体的な括弧類の使用状況とを見て判断するしかない。

日本語組版とつきあう (小林敏 特別連載)

スクリーン業界初の高精細インキ発売

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帝国インキ製造(株)(本社/東京都荒川区、澤登信成社長)は、スクリーン印刷業界初の「高精細スクリーン印刷用インキ」を開発し、幅広い加飾印刷に使用できるという意味合いを込め、彩(いろどり)という文字を使用し、『高精彩インキとして、汎用、ガラス用、成型用2種類の計4タイプのインキを発表し、7月1日、販売を開始した。

 

top2

従来のスクリーン印刷は、細線と面を両立した印刷が出来ない、複雑で微細なパターンについて高速印刷が可能となるインキがない、熟練の印刷作業者が必要となるという課題があった。

この高精細インキを使用することで、微細ラインと面の同時印刷も加納となり、デザインの自由度が大幅に広がることが期待できる。また、印刷機での複雑で微細なパターンの高速印刷や連続印刷等による生産性向上が期待出来るとともに、高精細インキのみを使用することで、トラブル発生時の再印刷等の対応力向上や品質面の向上を期待出来るようになった。

この高精細インキの特徴は以下の7点である。

1. 微細印刷性

従来インキでは、100㎚のラインを140~150㎛の精度での印刷となっていたが、高精細インキでは100㎛のラインを100~116㎛の精度で印刷することが出来る。

2. 面印刷性

従来インキでは、面とグラデーションが混在するパターンを同時印刷することが出来なかった。面を重視するとグラデーションが潰れてしまい、グラデーションを重視すると面でのピンホール(小さい穴)が発生し、いずれも印刷不良となっていた。高精細インキでは、面とグラデーションが混在するパターンで同一印刷を行っても安定的な印刷を実現することが出来る。

3. ソーエッジ(凹凸)対応性

従来インキでは、直線の凹凸幅のブレが50㎛程度でしか印刷が出来なかった。高精細インキでは、10㎛以下で印刷可能であり、綺麗な直線を印刷することが出来る。

4. 連続印刷性

従来インキでは、微細なパターンを1500枚/時の連続印刷すると300枚目で飛び散りが発生して安定的な連続印刷を行うことが出来なかった。高精細インキでは、1500枚/時の連続印刷を行っても、細線とドット等を安定的に印刷することが出来る。

5. 高速印刷性

従来インキでは、細線やドット等の微細な印刷を実施する場合は、300~500枚/時の印刷スピードが一般的となっている。高精細インキでは、細線やドット等の微細な印刷でも、シリンダー印刷機により800~1500枚/時の速度で印刷することが出来る。

6. 再印刷性

従来インキでは、インキを版に被せた状態で30分印刷機を停止し、その後に印刷を再開した場合、インキの擦れ等が発生して正常な印刷を実施することが出来ず、刷版を洗浄する必要があった。高精細インキでは、インキを版に被せた状態で1時間印刷機を停止し、その後に印刷を再開しても、6枚目から正常な状態に復元し、以降は安定した印刷を行うことが出来る。

7. 刷版洗浄回数の削減

従来インキでは、細線やドット等の微細な印刷を実施する場合は、300枚印刷した後に刷版を洗浄する必要があったが、高精細インキでは、1500枚印刷後に刷版を洗浄すれば済むようになった。

 

製品ラインナップ

1. XERインキシリーズ

銘鈑印刷用タイプ、適応原反:ポリカーボネート・処理ポリエステル

2. XIP-HFインキシリーズ

射出成型対応タイプ、適応原反:ポリカーボネート・処理ポリエステル

3. XGL-HFインキシリーズ

ガラス印刷専用タイプ、適応原反:ガラス

4. XFMインキシリーズ

真空成形対応タイプ、適応原反:ポリカーボネート

いずれのインキも10~12色を揃えている。

高精細インキは、細線の印刷だけでなく、面印刷やグラデーション印刷等、様々なパターンを同時に且つ高精度で印刷出来ることから、細い線という意味合いの「高精細」の「細」ではなく、「彩(いろどり)」という文字を使用し、幅広い加飾印刷に使用頂きたいという思いを込め『高精彩インキ』という製品名での販売を展開する。

 

 

関連リンク

お問い合わせ先

帝国インキ製造株式会社 営業戦略本部 山梨・岡田 TEL:03-3800-9911

今日からできる「提案営業」の進め方

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お客様の困りごとを知り、困りごとの解決策を持ちかけ、少しずつ需要を創りだすという提案営業の基本を学びます。

目 的

人口減少の本格化、多様なメディアによるメディアスイッチの進展、そして国内経済の低迷など、構造的・複合的要因により、印刷需要の減少が続く現在、印刷および周辺分野での新たな需要を創りだすことが求められています。そのために不可欠な提案営業ですが、現実にはお客様のニーズに合わない単なる売り込みが多く見受けられます。このセミナーでは、印刷営業のメリットである“日々のお客様との接点の多さ”を活かして、お客様から何かと相談を持ちかけられる関係性をさらに強化し、お客様の困りごとを知り、困りごとの解決策を持ちかけ、少しずつ需要を創りだすという提案営業の基本を学びます。事例を通して“提案”のプロセスを分かりやすく解説、また講義だけではなくミニ演習によって自身のお客様への提案内容を整理し、そのまま実践できるようになっています。

●田中講師からのメッセージ

開催日時

2016年12月6日(火)10:00~17:00

 

対象

営業担当/営業管理職  既存顧客の深耕・拡大が進まない方、新規顧客の開拓に悩んでいる方、顧客情報収集がうまくいかない方、値引き要求に困っている方

定員

40名(最少催行人数5名)

詳細

【概 要】

1. お客様がわれわれの提案を求めている訳とは
2. 提案する側と提案される側のギャップに気づこう
3. そもそも「提案」とは何か
4. お客様ニーズを満たす提案の3つの条件
5. 提案営業成功に不可欠な日常活動での地ならし
6. 提案営業の手法①FABE法     (ミニ演習: FABE法を使って) 発表→講評
7. 提案営業の手法②困りごと解決法 (ミニ演習: 困りごと解決法を使って) 発表→講評
8. お客様のタイプに合わせた提案営業のシナリオづくり
9. 営業活動とはそもそも「提案」である

 


【講 師】

田中 信一 (株式会社ビジネスコミュニケーション研究所 代表取締役)tanaka

【プロフィール】
■経営士【社団法人日本経営士会認定・会員番号第4857号】 
■全能連認定マスター・マネジメント・コンサルタント
【社団法人全日本能率連盟認定番号J-MCMC17032、国際ライセンス番号CMC-12451】
■ハーマンモデル認定ファシリテータ

1956年生まれ、福井県出身。専修大学経済学部経済学科卒業後、株式会社桜文社(印刷業)入社。印刷営業や制作ディレクションを経験後、1988年に株式会社ビジネスコミュニケーション研究所設立。制作・印刷業務を継続しながら、「経営デザイニング」の事業コンセプトで、中・長期経営計画づくりや営業支援のコンサルティング事業を展開している。
■著作・執筆 ・『消費・商品トレンド93-94』船井総合研究所刊(共著) ・『印刷界』日本印刷新聞社刊「印刷営業革新と再生への道」他多数。


 

申込要項

<会場>

公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
東京都杉並区和田1-29-11
東京メトロ 丸の内線 徒歩5分 
 
<参加費>

(税込)
JAGAT会員 16,200円/ 一 般  19,440円

 

■お申込み

Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

■FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411
お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

「DynaFont Online」に便利な新サービス登場 「Webフォントシミュレーター」「文字詰め機能」 7月11日(月)に両サービス同時リリース

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主に文字フォント開発およびその関連製品の開発・販売・保守を行うダイナコムウェア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:羅 慧美)は、Webフォントクラウドサービス「DynaFont Online(ダイナフォントオンライン)」に新たな機能として「Webフォントシミュレーター」と「文字詰め機能」を2016年7月11日(月)より追加しました。

シミュレーター 適用前と適用後
シミュレーター 適用前と適用後

Webフォントは、インターネットを通じてフォントデータを配信しWebページに表示させる技術です。フォントをWeb上でテキストとして正しく表示することは検索性の向上、SEO強化に役立ちます。またフォントを画像化したデータより容量も大幅に軽くなることでページの負荷が減り快適なWebサイトになります。さらに文字修正などの際も、画像を作り直すことなくHTMLやCSSファイル内の該当箇所のテキストや書体の変更で済むので作業効率の面でも大幅に向上します。「DynaFont Online」は、文字製品ソリューションを開発・販売してきたダイナコムウェアならではの革新的なイノベーションに満ちたWebフォントクラウドサービスとして、ダイナフォント300書体以上をWebフォントとして使用可能です。

▼DynaFont Online URL
http://dfo.dynacw.co.jp/

導入への検討材料としてお客様からご要望の多かった新機能「Webフォントシミュレーター」は、「DynaFont Online」導入前に手軽にダイナフォントを組み込んだWebサイトをシミュレーションできるサービスです。

【シミュレーター利用イメージ】
対象サイトのURLを入力し、使用してみたいフォントを選択すると「DynaFont Online」を導入したWebサイトをシミュレーションできます。
http://www.atpress.ne.jp/releases/106668/img_106668_2.jpg

【シミュレーター適用前と適用後】
簡単な操作ですぐに「DynaFont Online」導入後のWebサイトの表示が確認できます。
http://www.atpress.ne.jp/releases/106668/img_106668_1.jpg

Webフォントにご興味がある方や導入を検討されているお客様は、まずは一度「Webフォントシミュレーター」をご利用されることでWebサイトにおけるWebフォントへのご理解とその重要性、そして「DynaFont Online」の可能性をご体験ください。

▼WebフォントシミュレーターURL
http://dfo.dynacw.co.jp/Simulator/DFOSimulation.aspx

もう一つの新機能「文字詰め機能」は、活用いただくことで、より美しいテキストの文字組が可能になります。
文字詰め機能は「DFO Web Editor」ツール内の新機能で、文字と文字の空きスペースを調整する機能です。
Webサイトにおけるテキストの文字詰めは元来、困難でしたが、この機能によりWebサイトのテキストを読みやすく、そして美しく、またレイアウトに適した文字組が簡単に行えるようになりました。

【文字詰め機能使用前】
文字同士にスペースがあり、字間が広がっています。
http://www.atpress.ne.jp/releases/106668/img_106668_3.jpg

【文字詰め機能使用後】
文字同士の空きスペースを詰める事が可能でテキストを読みやすく、美しく文字組できます。
一括で詰める方法と一文字ずつ詰める方法の2通りが可能です。
http://www.atpress.ne.jp/releases/106668/img_106668_4.jpg

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文字詰め機能を体験したい方には、「DynaFont Onlie」が30日間無料で使用できる体験プランもご用意しております。無料体験プランを含む「DynaFont Online」料金体系は下記からご確認ください。

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「Webフォントシミュレーター」「文字詰め機能」という2つの新機能の追加により、ますます便利に使いやすく、そして美しくバージョンアップした「DynaFont Online」をご利用されることで、これまでにないWebサイトのデザインの実現にお役立てください。

 

【DynaFont Onlineに関するお問い合わせ先】
ダイナコムウェア株式会社 第6営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-38 いちご九段ビル8F
TEL:03-3556-6637  FAX:03-3556-6593  E-Mail: dfo@dynacw.co.jp


クロスメディアエキスパートの必要性

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クロスメディアは、既に一般的な用語となった。コンバージェンスの視点や、メディアミックスとクロスメディアの違いから、言葉の定義も含めたクロスメディアの進化について考察する。

メディアのコンバージェンス

コンバージェンス(Convergence)を「収束」や「集中」と直訳することで、様々なもが1つに集約されると考えられる傾向がある。メディアにとっ てコンバージェンスとは、様々なメディアが融合することで、ビジネスモデルに変化をもたらし、収益構造の進化が期待できることも意味に含まれる。

テレビ放送や新聞は、経営母体が同一である傾向がある。テレビ放送や新聞にとって、両者共に取材記者が必要となるが、取材記者は兼任できるのではないかといった考え方に、コンバージェンスが存在する。

従って、様々な情報の発信源が共通化される可能性が高まる。様々なデジタルメディアの普及により、流通する情報が細分化され、多様なものが登場している。 それらの発信源を共通化し、コントロールしていくといった意味合いが、メディアにとってのコンバージェンスに含まれる。

クロスメディアエ キスパート認証制度は、コンバージェンスが社会に浸透することを前提とし、必要な能力や技術を体系化することから始まった。メディアの多様化により、クロ スメディアを考慮したソリューション能力の育成が必要である。実際には、メディアを活用したプロモーションに相当する場合が多くなる。プロモーションで は、予算を含む適切な計画が重要視される。

クロスメディアエキスパート認証制度では、プロモーションだけではなく、メディアを活用する 様々な場面で活躍ができる人材の育成が目的となっている。メディアを利用する組織は多肢に渡り、必要不可欠なものとしてペーパーメディアやデジタルメディ アが使われている。それらのメディアにとってコンバージェンスは、避けて通れない方向性であると考えられる。

クロスメディアとメディアミックス

クロスメディアとメディアミックスの違いは、様々なメディアの役割や特徴、その変化に対応する差異から捉えることができる。特にデジタルメディアの場合、インターネットの活用がビジネスモデルの変化を促す要素として重要視される傾向がある。

ビジネスモデルの構築へ

IT(Infomation Technology)の活用は、コンピューターによる処理が前提となり、人間による処理を極力避け、自動的に処理を行う流れと考えられる。 DTP(DeskTop Publishing)で例えると、これまで人手により頁単価で行っていた作業をサーバーとデータベースを介した自動組版で置き換えることで、ワークフ ローやコストモデルが大きく変化する。WebコンテンツのCMS(Content Management System)化についても、あてはまる事例である。

ネットワークの発展より、インターネット中心に、モバイル端末がメディアとして普及 し、ホットスポットによる公衆無線LAN環境も一般化した。別の表現では、「ユビキタス化が進行している」と表すことができる。ユビキタスの「いつでもど こでも」といった方向性は、スマートフォンを中心としたモバイル端末により実現されているが、ICタグやクラウドサービスも含め、様々なコンピューターに よる処理が「いつでもどこでも」を支えている。

メディアとは、「コンテンツの入れ物」と考えることが、本質を掴むきっかけになる。デジタ ルメディアの例では、コーポレートサイトやブログ(Blog)、SNS(Social Networking Service)など、運営形態が異なっていても、閲覧者とって同質のものと捉えられる傾向があり、際限なく様々な様式のコンテンツが登場し、メディアの 種類も増加する。コンテンツ制作の視点では、メディアが流動的になる変化により、困惑を生じている。

ソリューションに必要な能力は、時代 を超越した普遍的なものが必要であるが、加えて、大きく変化しつつある要素を考察し、巧妙に要素を活用することが重要になる。新技術に伴うコストや、サー ビスの提供価格などは、ITによる自動化が進むことで、下落する変化がメディアを取り巻く環境で起こると予想ができる。

したがって、流動 的な社会環境に翻弄されないため、メディアやITに関するリテラシーを持ち合わせていない場合、継続的なビジネスモデルの発展を望むことは難しい。プロ モーション手法の大きな変化に目を奪われるが、一歩先のビジネスモデルの構築を想定し、クロスメディアエキスパート認証制度のカリキュラムや試験内容は、 検討されている。

資格制度事務局

 

※本ページの内容は掲載当時(2013年10月)のものです。

第46期DTPエキスパート認証試験と新出題項目

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第46期DTPエキスパート認証試験(2016年8月21日(日)実施)では、新出題項目として以下の6項目を予定している。

DTP(組版・レイアウト)、印刷の基本を再確認する(C1:DTP概論)

印刷業界では独特な業界用語を用いることが少なくない。例えばかつての活字組版や写植用語、フィルム製版に由来する言葉が、実体がなくなった今でも用語として残っていることがある。その由来や現在の意味を正しく理解しているかを問う。

また、主要アプリケーションの基本的な機能や操作を正しく理解しているかどうかを問う。

印刷物制作の品質管理、ミス防止(C1:DTP概論)

大量データ、大量ページの印刷物を製作する際、最も注意を払わなければならないことの1つが事故防止である。
例えばデータの差替えや追加が大量になるとミスを誘発しやすい。また、作業関係者が多数になると、連絡ミスや確認漏れが発生しがちである。
昨今では、ミスを防止するための検版システムやワークフローが導入されることもある。ミスを防止し、信頼性の高い印刷物製作を行うための手段と方策について問う。

色校正の現状と印刷物のカラートラブル対策(C1:DTP概論)

昨今のオフセット印刷の色校正事情は大きく変貌した。

フィルム製版からCTPに移行した頃から、平台校正の比率は下がり、プリンタープルーフ、DDCPと呼ばれる専用紙タイプ、本機校正などが使い分けられるようになった。
その後、カラーマネジメントの理解が深まり、Japan Colorなどの印刷標準が普及したこと、高品質化が進んだことなどにより、プリンタープルーフが一般的になった。

色校正の現状と進化、印刷物のカラートラブル防止策について問う。

印刷物制作と制作指示書における留意事項(C1:DTP概論)

DTPエキスパート試験では、実技課題として与えられた素材とテーマに従った印刷データ制作と制作指示書作成を課している。
印刷データ制作と制作指示書で誤り易い事項や、留意すべき事項についての知識を問う。

偽造防止技術とセキュリティ(C3:印刷技術)

印刷技術の応用範囲の一つとして、古くから偽造防止の分野がある。代表的なものとして紙幣における偽造防止策などが有名である。
近年では特殊な2次元コードを印刷することにより、トレーサビリティを確保する技術や、複製を防止する技術が実用化されている。
偽造防止技術に関する知識を問う。

データの保存(サーバー、クラウド)とバックアップ(C4:情報システム)

かつては印刷会社においても大規模なサーバー環境を構築するケースが多かった。
現在ではデータのセキュリティ保持や万一の事故や災害に備えるためのバックアップの重要性が非常に高くなっている。そのため、顧客の貴重なコンテンツやデータを預かる印刷会社の責任も大きくなっている。
より信頼性が高く、コストパフォーマンスの良いクラウド環境を使用するケースも増えている。
印刷会社にとって信頼性の高いデータ保存やバックアップ環境をどのように構築すべきかを問う。

マーケティングとDM・デジタル印刷連動(C5:コミュニケーション)

デジタルマーケティングの進展により、非マスへのマーケティングが実用化されつつあり、CRM(Customer Relationship Management)の重要性も、広く認知されるようになってきた。
例えば百貨店やスーパー、量販店、飲食店などの会員制度は、ポイント還元や優待制度と引き換えにOne to Oneのコミュニケーションを実現する手段でもある。航空会社のマイレージも同様である。さらにその延長として、個人会員向けの高級DMなど紙メディアが有効な場合も増えてきた。

CRMやMA(マーケティングオートメーション)とデジタル印刷の連携など、印刷会社においても重要な課題となりつつある。
マーケティングの進展とDM制作やデジタル印刷との連動についての知識を問う。

 

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これらの項目から新問題を出題する。項目によっては2つ以上の出題になる場合もある。
また、新出題に伴って従来問題の入れ替え、削除などを行い、従来問題についてもアップグレードを行う。結果的に、新出題項目を中心として全体の20%くらいの問題が入れ替わることになる。

(JAGAT CS部 千葉弘幸)

JUMP東北2016

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毎年恒例のJAGAT東北地区の集い「JUMP東北2016」は、8月26日(金)に宮城県印刷会館にて開催し、前日の25日(木)にはジョイントセミナーを実施いたします。

 

JAGAT東北地区の集い
JUMP東北2016&ジョイントセミナー
 
2016年8月25日(木)~26日(金)開催
会場:宮城県印刷会館

 

これからの印刷業は自らのマーケティングの実践とともに顧客のマーケティングを支援していく必要があります。それは突き詰めると「印刷のデマンドを創る」ということになるでしょう。そのためには、印刷物はそもそも何のために?ということも含め、「印刷物の強み」を発揮する、または発揮するためのシナリオ創りをすることに他なりません。
そのためには、印刷会社がもともと持っている情報加工技術といった強み(今ある技術)を最大限に活かす一方で、弱みを認めたうえで、マーケティングやプロモーションなどの新たなスキル(今ない技術)を学ぶ必要があります。今回のJUMP東北がその一歩を踏み出すきっかけになればと願っております。

主催:公益社団法人 日本印刷技術協会 協力:東北地区印刷協議会

JUMP東北企画推進メンバー *五十音順・敬称略
斎藤  誠 川口印刷工業(株)/坂部 登 坂部印刷(株)/佐久間 信幸 (株)日進堂印刷所
大門 一平 秋田印刷製本(株)/藤井  治夫 (株)東北プリント/三上 伸 青森オフセット印刷(株)

 

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JUMP東北2016
「印刷の”強み”-今ある技術をどう活かす、
今ない技術をどう学ぶ」

■開催日時:8月26日(金)14:00~18:00

■対象:印刷業および関連業の経営者、幹部社員、幹部候補

■プログラム:

開会の辞
14:00~14:05
JUMP東北企画推進メンバー代表
ご挨拶
14:05~14:15
塚田 司郎[JAGAT会長/錦明印刷(株)代表取締役社長]

JAGATからの報告1

14:15~15:00

「印刷業界の最新動向(印刷白書+経営力調査分析+地域活性)」
解説:藤井 建人[研究調査部部長 主幹研究員]

印刷ビジネスの最新動向を産業・市場・メディア・経営の4視点からデータで捉えるとともに、印刷ビジネス周辺のトレンドについても合わせて解説、印刷業界と印刷経営の将来を考えます。

JAGATからの報告2

15:00~15:45

「印刷業界の近未来を読み解く -これから印刷会社が取り組むべきこと」
解説:郡司 秀明[JAGAT専務理事 首席研究員]
 
今年度は世界最大の印刷関連展示会「drupa2016」が開催されました。長期取材および調査を通じ、技術動向などから見えてくる印刷業界の方向性をJAGAT視点でとらえ、今後の印刷会社が取り組むべきことを展望します。

Coffee break 15:45~16:15

特別講演+対談

16:15~18:00

「販促活動の効率化から見る顧客開拓の未来」

講師:日比谷 尚武 氏 Sansan(株)コネクタ / エヴァンジェリスト

ここ近年注目されているマーケティングオートメーション。普及していくにつれマーケティング活動にも変化が起きています。この変化に対して印刷業界はどんな強みを活かし、どう関わっていくのか。マーケティングオートメーションの基礎から実践していくために必要なことまで、印刷業界の位置づけを踏まえながら講演いたします。
講演終了後、JAGAT専務理事の郡司との対談を通じて、ご参加の皆様の理解をより深め、疑問や不明点を解消してまいります。

Sansan(株):
「名刺を企業の資産に変える」をコンセプトに、「満島常務!」「早く言ってよ~」のTVCMでお馴染みの企業向けクラウド名刺管理サービスSansanを展開する企業。企業に眠る名刺を営業活動に使える資産に変えることで、「出会い」の価値の最大化に挑んでいます。

■会場:宮城県印刷会館
仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL022-284-7586

■参加費:JAGAT会員、東北地区印刷協議会傘下組合員 1名様5,400円(税込)

お申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお送りください。

● 振込先・・・・・・・・宮城県印刷工業組合
● 口座・・・・・・・・・七十七銀行 東卸町支店(当座)5013968
● お申込み締切日・・・・2016年8月22日(月)
● 内容問合せ先・・・・・日本印刷技術協会JUMP2016事務局 03-3384-3112

 

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JUMP東北2016ジョイントセミナー
印刷会社の実力を高め、発揮する!

■開催日時:8月25日(木)13:00~18:00(1部:13:00~15:00/2部:15:30~18:00)

■対象:1部 印刷会社の経営者、事業責任者、企画営業、サービス開発の方、これからWebビジネスを始める中小印刷会社
  2部 印刷会社の経営者、幹部、制作・企画・編集部門のマネージャー、ディレクター、リーダー

■プログラム:

第1部13:00~15:00 「印刷で築いた地盤を活かしてWebを事業化する5つのポイント」
 講師:布施 貴規 氏(株)BLY PROJECT 代表取締役/マーケティングプランナー

■印刷会社の既存戦力からWeb事業をスタートアップ!
印刷会社には豊富な顧客とのパイプや信頼関係という財産があります。この財産を活用して、Webビジネスをいかに立ち上げていくか?その手法や事例を5つのポイントに絞ってわかりやすく紹介するとともに、人材を含めた既存リソースを最大限に活かした無理ないWeb&デジタルビジネスの立ち上げ方を解説します。

<講座のポイント>
 1.実際にWebビジネスを立ち上げた講師の実践的な内容
 2.一般論ではなく、中小印刷会社のWebビジネス立ち上げに絞った内容
<以下のようなお困りごとを解決するヒントになります>
 ・Web事業部の立ち上げを任されたけど、何から始めればいいのか
 ・Webビジネスに参入といっても、自社はどの市場で戦えばいいのか
 ・社長から計画を提出しろと言われたけど、どのような計画を書けばいいのか
 ・立ち上げ時のスタッフってどんな人材がいいのだろうか
 ・従来の印刷事業部と軋轢が生じてしまう
 ・売上額でいえば印刷よりWebの方が少ないので評価されないのではないか

第2部 15:30~18:00

「実例から学ぶ制作現場の収益改善~デザイン料金をとるためのクリエイティブマネジメント~」
講師:後藤 佑紀 氏 金川 咲紀 氏 (株)アイディーエイ
■導入企業の事例から学ぶ収益改善に向けた取り組み!
オーダーメイドのモノづくり企業である印刷会社が利益を上げていくためには、今まで管理が困難とされていた制作部門の言わば「見える化」が重要です。しかし、導入しても運用がうまくいかなければ効果が上がらないのが「見える化」の特徴です。
本講座では、導入・運用が難しいとされている制作・クリエイティブ部門の「見える化」を実践している先進デザイン会社から、導入の背景やシステム構築、運用面の方法等を解説します。
また、デザインというお金に換算しづらいソフトの価値を高め、顧客に費用対効果を訴えて、最終的にきちんと料金を請求する道筋などもお話しします。
「デザインは感覚で扱いづらい」という認識が強いなか、それを打開していく考え方や過程、運用方法、社員教育・評価、に至るまで貴重な事例を紹介します。

JUMP東北2016&ジョイントセミナー参加申込要項

■会場:宮城県印刷会館
仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL022-284-7586

■参加費:JAGAT会員、東北地区印刷協議会傘下組合員
1部 JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員:7,000円(税込)/一般(税込)10,000円
2部 JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員:7,000円(税込)/一般(税込)10,000円

■お申込方法:
申込欄に必要事項をご記入の上、そのままFAXにてお申込みください。お申込みと同時に参加費をお振り込みください。お申込確認後に、参加票を送らせていただきます。
*お申込み後の取消はお受けできません。恐縮ですが代理の方の参加等でご対処ください。


お申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお送りください。

● 振込先・・・・・・・・宮城県印刷工業組合
● 口座・・・・・・・・・七十七銀行 東卸町支店(当座)5013968
● お申込み締切日・・・・2016年8月22日(月)
● 内容問合せ先・・・・・日本印刷技術協会JUMP2016事務局 03-3384-3112

小森コーポレーション陸上競技部 ロナルド・ケモイ選手 リオデジャネイロオリンピック男子1,500m ケニア代表に選出決定

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小森コーポレーション陸上競技部(総監督 若倉 和也、監督 本川 一美、所在地 東京都墨田区)所属のロナルド・ケモイ(Ronald Kwemoi)選手が、第31回オリンピック競技大会男子1,500mでケニア代表に選出されましたので、下記の通りご報告申し上げます。

 

弊社陸上競技部所属のロナルド・ケモイ(Ronald Kwemoi)選手が、今夏リオデジャネイロで開催される第31回オリンピック競技大会男子 1,500mでケニア代表に選出されました。

ケモイ選手はケニア共和国出身、Kworus Secondary Schoolを卒業し、2013年に小森コーポレー ションに入社しました。1年目は故障が多かったものの、2年目の2014年にはケニア選手権とそれ に続くダイアモンドリーグにて、ともに初出場で初優勝を飾りました。2014年のダイヤモンドリーグモナコ大会では世界ジュニア記録を樹立し、この年の世界ランキング3位となりました。2016ニューイヤー駅伝では、第2区で20人抜きとチームに大きく貢献しました。

ケモイ選手は、陸上を始めて半年ほどであった 2013年2月のケニアクロスカントリー選手権ジュニア8kmのレースに出場し、積極的なレースで優勝を果たしました。このレースがきっかけとなり、2013年4月に弊社に入社しました。入社後は弊社陸上部ドミトリーにて生活しており、陸上競技以外では、日本の文化や食生活にも興味をもち、少しづつですが日本語も勉強しています。この度の代表選出は、中長距離の種目で最もレベルが高いといわれるケニア選考会での3位以内のゴールが絶対条件でしたが、7月1日に行われたケニア選考会において、昨年の世界陸上の金メダリスト、銀メダリストに続く3位でゴールし、権利を獲得しました。

■ロナルド・ケモイ選手 コメント
いつも応援ありがとうございます。 日本に来て4年。強くなるチャンスを与えてくれた小森コーポレーションの皆さんをはじめ、応援してくださる皆様にはいつも感謝しています。オリンピックではメダル獲得を目標に頑張ってきます。応援よろしくお願いします。

■本川 一美監督 コメント
いつも陸上競技部へのご声援ありがとうございます。この度、小森コーポレーションから初めてのオリンピック選手が誕生しました。ケモイ選手の能力は初めて見たその時から物凄いものを感じていました。本人には当初から東京オリンピックで活躍することを言ってきましたが、こんなに早くオリンピックに出場する選手になるとは思いませんでした。とても素直でまだまだ計り知れない能力を秘めた選手です。本人の今年の目標も 『オリンピックでのメダル獲得』と『ニューイヤー駅伝で区間賞獲得、チームへの貢献』です。是非皆様もオリンピックでのケモイ選手の走りにご注目ください。

■リオデジャネイロオリンピック大会日程
8 月12 日(金)~21 日(日)
1,500m 予選 8 月16 日(火)10:30 スタート/日本時間:16 日(火)21:30
1,500m 準決勝 8 月18 日(木)20:45 スタート/日本時間:19 日(金) 7:45
1,500m 決勝 8 月20 日(土)21:00 スタート/日本時間:21 日(日) 8:00

prfl_l_kwemoi

■ロナルド・ケモイ選手 プロフィール
出身地 ケニア
出身校 Kworus secondary
生年月日 1995 年9 月19 日

 

■自己記録

種目 記録 日付 大会名
1,500m 3:28.81 2014/7/18 ダイアモンドリーグ・モナコ
1 マイル 3:52.57 2015/5/30 ダイアモンドリーグ・ユージン
5,000m 13:16.14 2015/5/9 ゴールデンゲームズin のべおか

 

pdficon_small PDFダウンロード

お問い合せ先
株式会社小森コーポレーション
ソリューションビジネス推進部 部長 藤巻 陽介
TEL.03(5608)7806 FAX.03(3624)9519

【DTPキーワード】用紙の選択

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印刷物における最終的な画像品質は、印刷や用紙などの条件に大きく左右される。印刷物の発色は紙質の影響を受ける。印刷面の光沢を望むときにはアート・コート系の用紙を使用する。また、カラー印刷物の彩度が高く感じられるのは、アート・コート系の用紙である。印刷物の発色には紙の白色度が大きな影響を与える。表面が粗く乱反射を起こす紙は、印刷物の濃度が低くなることが多い。
上質紙の本文用紙は四六判で55〜90kg ぐらいのものが使われる。色上質紙は扉や見返しによく使われ、同じ名称でもメーカーによって色合いが違う。
色上質紙を分類する厚さの種類は特薄とか特厚という名前で呼ばれ、連量表示とは違う。
表紙用には紙自身に模様の入っているファンシーペーパーが使われることがある。ファンシーペーパーは、寸法としては四六判だけ作っているものが多く、連量も限定されている。紙質は淡いクリーム色の上質紙の方が、裏ヌケが目立たない。上質紙より少し白色度が落ちる値段の安い中質紙を使う場合もある。

印刷用紙[printing paper]

印刷適性を有した紙をいう。印刷版式や用途などにより異なるが、一般にインキ受理性が高くにじみや裏抜け(インキが紙の裏側に、にじみ出る現象)が少なく、断紙や紙むけ(表面強度の不良などにより印刷中に紙面がむける現象)に対する強度を有し、適度なコシを持ち、伸縮が少なく寸法安定性に優れていることなどが求められる。雑誌、書籍などの印刷用に製造された非塗工紙のほか、印刷用紙A、印刷用紙B、印刷用紙C、印刷用紙D、グラビア用紙などに分類される。

アート紙[art paper]

コート紙の一種。多くは高級印刷用に使用される。上質紙または中質紙をベースに、顔料と接着剤、そのほかの分散剤などの助剤から成る塗料を、片面もしくは両面に塗工し平滑な面に仕上げられた紙。

マットコート紙[matcoated paper]

表面処理により光沢を抑えた塗工紙。

コート紙[coated paper]

アート紙よりも塗工料の少ないコーテッドペーパー。

上質紙[wood free paper ; bond paper]

化学パルプ100% 配合の非塗工印刷用紙。印刷用紙の代表的種類で書籍、教科書、商業印刷物などに使用。

扉[title page ; inside page]

前付けの一種。本の見返しの次に本文より上質の紙を別丁として貼り込み、書名・著者名・出版社名などを印刷する。

見返し[end paper ; end leaves]

本の中身と表紙をつなぐために表紙の内側に貼る紙。

連量[ream weight]

1 連の紙および板紙の重量。キログラム(kg)単位で表す。1 連とは紙の場合全判1000 枚をいう。

坪量[grammage]

紙および板紙の面積1m2当たりの重量。グラム単位(g/m2)で表す。

裏ヌケ[strike through]

表に印刷したインキ中の成分の一部が紙の裏にしみ通る現象。浸透乾燥型のインキを用いて、浸透性の大きい紙に印刷したときに起きやすい。色を帯びるとき
は裏面が汚染され、無色のときも紙の透明度を増し、透き通し併発することがある。しみ通しともいう。

白色度[brighhtness]

紙またはパルプの白さの度合いで%(パーセント)で表す。
用紙

有限会社 セネカ
代表取締役
野尻 研一

(Jagat info 2014年8月号より転載)

7/29「出版・デザイン・編集からみるコンテンツビジネスの展望」参加申込み

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セミナー名:出版・デザイン・編集からみるコンテンツビジネスの展望
開催日:2016年7月29日(金) 14:00-17:00(受付開始:13:30より)
参加費:印刷総合研究会会員:無料/JAGAT会員:10,800円/一般:15,120円(税込)
▼▼
開催案内ページはこちらからご確認いただけます。

以下のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
送信ボタンのすぐ下に、「お申込みいただきありがとうございます。」というメッセージが表示され、
入力したメールアドレス宛に申込完了メールが送信されます(自動返信)。
※ご注意ください※
登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール(pri@jagat.or.jp)またはTEL(03-3384-3113)までお問合せください。

[contact-form-7]

出版・デザイン・編集からみるコンテンツビジネスの展望

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本セミナーでは、コンテンツビジネスの現状と今後の展望・課題について、「出版」「デザイン」「編集」の観点から考察する。

具体的には、長年ブックオンデマンドビジネスを展開しているコンテンツワークスの事例を紹介する。また「文鳥文庫」や「旬八青果店」といった事例をもとに停滞する従来のビジネスモデルを、デザインの力で刷新する方法を文鳥社より紹介する。そして、ロフトワークからはデザイン、コミュニケーションにおける編集的思考の重要さを確認して、今後のコンテンツビジネスの戦略を探る。

【講師からの言葉】
・オンデマンドビジネを15年行っていて、多くの失敗を経験してきました。今後同じようなビジネスを検討されている皆様に失敗事例をシェアすることにより、ビジネスの一助になればと思います。(コンテンツワークス 荻野明彦氏)

・アイデアや企画があれば、新しい道が開けるはずです。もっと誰もがアイデアやデザインを生みだすことに役立つ話をしたいと思います。(文鳥社 牧野圭太氏)

開催日程・開催時間

2016年7月29日(金) 14:00-17:00(受付開始13:30より)

詳細

■14:00~14:50 
「オンデマンドプリントビジネスの本質」 
  1)コンテンツワークスのビジネスモデル
  2)これまで実施してきたこと
  3)今までやってきて得られた教訓
  4)結論・今後の展開

コンテンツワークス(株) 代表取締役 荻野 明彦 氏

【講師プロフィール】
富士ゼロックスでネットワーク製品の営業を経験した後、新規事業開発室をへて、コンテンツワークス設立にかかわる。その後2008年にMBOを実施し、現在に至る。

■15:00~15:50
「デザインやクリエイティブを事業に活かす!」
停滞する従来のビジネスモデルを、デザインの力で刷新する方法をご紹介。
  1)自己紹介
  2)「文鳥文庫」「旬八青果店」などの事例紹介
  3)デザインとは何か

(株)文鳥社  代表 牧野 圭太郎 氏

【講師プロフィール】
1984年生まれ 31歳  早稲田大学理工学部卒業 東京大学情報理工学系研究科修了。 2009年博報堂に入社。 2015年デザイン会社「文鳥社」を設立。 文鳥文庫の販売や旬八青果店のプロデュースに携わる。

■16:00~16:50
「コンテンツをデザインする編集的思考(仮)」
  1)コンテンツとは情報をパッケージしたもの
  2)コンテンツは乗り物がいてはじめて成立する
  3)デザインは情報か乗り物か、どうとらえる
  4)コンテンツを体験まで含めてデザインする
  ・事例 -空間・プロダクト・コミュニケーション・WEB
  ・まとめ-編集的思考の重要さ

(株)ロフトワーク グロースハッカー 原 亮介 氏

【講師プロフィール】
関西のファッション/カルチャーマガジン編集長、ロボットテクノロジー関連ベンチャー、戦略PRコンサル会社を経て、2014年6月よりロフトワーク所属。クライアント企業のオウンドメディア、サービスのグロース戦略・戦術の企画を主に担当。編集が好き、声が素敵と言われる。ヒトの心を動かすコミュニケーションをテーマに、その本質的なメカニズムと最先端の手法を研究中。ハフィントンポストでブログも執筆。

【開催・申込要項】

会場

日本印刷技術協会 セミナールーム (〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

参加費

印刷総合研究会メンバー:無料
[一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで

一般:15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)

Webからお申込み

Web申込フォームに必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。

FAXからお申込み

・この申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ先

内容に関して 研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して 管理部 電話:03-5385-7185(直通)


プロ意識が必要なDTP

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印刷業界で一般的に使用されるようになったDTP(Desktop publishing)という用語は、ページレイアウトソフト「PageMaker」の販売開始にあたり、米アルダス社ポール・ブレイナード社長が1986年に生み出した造語である。
DTP分野のマシンは、Macが数多く利用されてきた歴史がある。これは当時、先進的であった実用的WYSIWYGを実現したシステムを搭載していたからだ。WYSIWYG(ウィジウィグ、印刷業界では死語?)とは、What You See Is What You Get(見たままを得ることができる)の頭文字をとったものであり、ディスプレイに現れるものと処理内容(印刷結果)が一致する技術的表現である。
WYSIWYGは、当時のプリプレス経験者にとっては、夢のような技術であった。とくに写真植字関係(写植、電算写植など)は、出力結果が現像してみないと分からない世界が当たり前であったからだ。
文字の大きさや装飾なども印刷前に画面上で確認でき、画像など文字以外の要素がある場合にはその配置状態も画面で確認できる。また、禁則処理や文字詰めなど画面と印刷で一致することも含まれていた。

DTPに求められる品質とは

印刷物製造はDTPによる生産体制に一変し、プリプレスというハードルが大幅に下がったため、プロとアマの境界もなくなってきた。しかし、DTPができるということと適した印刷用原稿を作るということは別問題だ。
現在でも印刷会社には印刷用原稿として適さない、いわゆる不具合や間違ったデータが日々入稿している。これらのデータを印刷会社でチェック、修正することは現場の生産性が悪化するだけでなく、大きなリスクも伴う(その分の費用をいただいていれば良いが…)。それらのデータで印刷し(てしまっ)た場合、最悪のケースでは、製品にならないケースもあるので注意が必要だ。
また、オペレータは、自分の作業は正しいと思う傾向があり、自ら校正してもミスは発見しづらい。コストがかけられない環境下における検査・検版は、現場におけるチェックポイントを明確にして、かつシステマチックに行わなければならない。

DTPによるより効率作業

印刷会社のDTP工程は、一般の製造業とは異なり、日々異なる(お客様の希望する)製品を作り続ける必要があるので、適切で柔軟な判断力が不可欠である。
したがって、DTP工程は正確な作業はもちろん、常に機能の組み合わせや手順を考えた効率化が必要である。さらに、前述のようにクライアント側で制作したDTPデータが印刷会社に入稿するケースも増加したため、それを修正するケースにも対応が必要だ。
制作現場では、DTPアプリケーションの基本や機能を知らないとソフトの連携がうまくいかなかったり、遠回りの作業やミスの原因になることが多い。要するに、正しい知識、正しい方法によって最短ルートでデータを作り上げることがカギになる。正しい方法で作業するには、常に機能の組み合わせや手順を頭に描いて実践することが重要である。
なぜならDTP作業は、10人いれば10通りの方法になる。いろいろなルート、方法が存在するから変化があり、楽しく奥深いものである。しかし、遠回りしてよいのは素人であり、プロはDTPアプリケーションの機能、特性を生かしつつ、正確な作業を短時間に行うという意識が必要である。

(西部支社長 大沢 昭博)

20131102135740■関連情報
 営業・制作初級者のためのDTP基礎2日間(8/23・24)
 ~Mac演習つき、神戸開催~

 印刷基本講座(初級、2日間)(大阪開催9/27・28)
 ~印刷ビジネス、印刷技術の基本を学ぶ~

 

 

8/30「動画ビジネス最前線【マーケティング動向&スクー、DELISH KITCHEN事例】」申込み

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セミナー名:動画ビジネス最前線【マーケティング動向&スクー、DELISH KITCHEN事例】
開催日:2016年8月30日(火) 14:00-16:30(受付開始:13:30より)
参加費:印刷総合研究会会員:無料/JAGAT会員:10,800円/一般:15,120円(税込)
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開催案内ページはこちらからご確認いただけます。

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登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール(pri@jagat.or.jp)またはTEL(03-3384-3113)までお問合せください。

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8/4「AdobeMuseによる販促支援コンテンツ制作」参加申込み

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セミナー名:AdobeMuseによる販促支援コンテンツ制作
開催日:2016年8月4日(木)15:00~18:00
参加費:12,960円(税込)/JAGAT会員:8,640円(税込)/印刷総合研究会会員:無料
セミナー案内ページ

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『JAGAT info』2016年6月号

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『JAGAT info』 2016年6月号表紙

■100年企業の系譜(1)―経営者との対話
100年を迎えても高成長―老舗なのに新しい経営はいかに成立しているのか
株式会社石田大成社 代表取締役社長 阿部 乙彦氏

■特集 新しいビジネスを生み出す取り組み
「志企業の会社案内プロジェクト」に見るCSV達成とビジネス化両立の模索 株式会社弘久社
DMは戦略(シナリオ)で勝負する フュージョン株式会社

■西部支社便り
寄稿 印刷業界に必要なもう一つの学び
ミス・コミュニケーションが発生する、たった一つの理由とは
オフィス福原 C&D HR Lab.代表 福原 美砂氏

■印刷会社と地域活性化
新しい試みで地域と自社を成長させる―印刷屋、情報屋、そして企画屋へ 有限会社岡野印刷

■マーケティング情報
第6回 日本タウン誌・フリーペーパー大賞2016が始まる
今回からJAGATが協力、その傾向と対策

■技術トレンド/グラフィックス
映像制作における色管理とACESを活用したワークフロー

■技術トレンド/クロスメディア
ウェブアクセシビリティは誰のため

■技術トレンド/グラフィックス
マスカスタマイゼーションで利益を生み出す

■Education
新入社員研修の成果を「生きた学び」に変える

■エキスパート資格
第45期DTPエキスパート位認証試験結果概要と出題の意図

■経営情報
事業戦略展開における協業・連携の重要性
第2回 印刷・製本業界における協業・連携 寳積 昌彦

■メディア業界動向
熊本地震にみる新聞界の取り組み状況
厳しい状況のなか、懸命の紙面発行続く 井上 秋男

■デジタル印刷最前線
ペットボトルキャンペーンで可変印刷を有効活用
株式会社千代田グラビヤ

■森裕司のデジタル未来塾
欧文組版について考える

■DTPエキスパートのための注目キーワード
RGBワークフロー2

■クロスメディアエキスパート認証試験でも役立つ メディアコーディネート入門
メディアの複合的利用

デジタルハンドブックのお知らせ/図書のご案内/印刷界OUTLOOK/キーワード2016
工場マネージャー養成講座のご案内/印刷総合研究会のお知らせ/ニュースラウンジ
印刷経営ウオッチング/消息/印刷会社と地域活性vol3のお知らせ

2016年6月15日発行 A4判

JAGAT info バックナンバー

動画ビジネス最前線【企業の活用動向とスクー、DELISH KITCHEN事例】

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動画マーケティング会社のビーバーが動画キャンペーンの戦略と効果を紹介。ファン数100万を獲得し、分散型メディアとして注目されている料理動画サービスのデリッシュキッチン、動画学習プラットフォームとして存在感を増すスクーの事例も取り上げる。

動画の効果、活用事例、新しいメディアのかたちを理解します。

動画を取り巻く状況や手掛けた動画制作事例について、企業の動画マーケティングや制作支援のほか動画情報メディアの「動研」の運営も手掛けるViibar(ビーバー)が、「あの先進企業が動画を使う理由」と「あの企業はどのように動画を活用しているのか」という視点で解説します。

後半は国内最大級のオンライン動画学習サービス「schoo(スクー)WEB-campus」を運営するスクーと、国内最大級の料理動画メディア「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」を運営するエブリーの事例を紹介。ビジネスモデルや動画の活用について伺います。自社メディアを持たずにFacebookやInstagramといった外部プラットフォームに配信する「分散型メディア」という概念についても聞きます。

  • 動画を「どうして使うか」「どう活用するか」に焦点を当て、事例から傾向を掴みます。
  • 多くのユーザーを獲得している動画サービスとして「schoo(スクー)WEB-campus」「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」の事例を知ります。
  • 注目キーワード「分散型メディア」について理解します。

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DELISH KITCHEN
グリー元取締役が「6.6億円調達」で狙うこと(東洋経済オンライン)
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schoo(スクー)WEB-campus
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スクーが提供する「schoo WEB-campus」上で特別授業を開講(電通・リリース)

Viibar(ビーバー)
動画制作クラウドソーシングの「Viibar」が7億円調達–ヤフーと提携も(CNET Japan)

【開催日時】
2016年08月30日(火) 14:00-16:30(受付開始:13:30より)

【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会会員(またはJAGAT会員)か確認したい方は、お手数ですが事務局までお問合せください。

【1】あの会社の最新事例から読み解く、動画キャンペーンの戦略と効果

株式会社Viibar Sale & Marketing Unit 篠原佳名子氏

動画元年と言われた昨年から年が明け、一部の先進企業は「オンライン動画をまずは使ってみる」という段階から、「オンライン動画をマーケティングの主力武器の一つとする」段階へと進んでいます。そこで、「あの先進企業が動画を使う理由」と「あの企業はどのように動画を活用しているのか」について、Viibarの最新事例を基にお伝えします。

【2】オンライン動画学習サービス「schoo WEB-campus」におけるビジネスモデルとその展開

株式会社スクー プラットフォーム部門 エバンジェリスト 中西孝之氏

  • 提供サービスの概要
  • ビジネスモデルと今後のビジネス展開
  • 動画学習コンテンツにおける整理と工夫

【プロフィール】
2012年2月に2人目のメンバーとしてスクーに参画。参画以前はフリーランスとして雑誌媒体の編集や、受託による広告制作などを行う。スクーに参画後は、授業コンテンツの制作やディレクションを行い、現在はプラットフォーム部門事業開発部門にて事業提携や企業・大学との学習コンテンツの企画立案、動画コンテンツの活用や動画ビジネスの普及のためのエバンジェリスト活動を行う。

【3】国内最大級の料理動画メディア「DELISH KITCHEN」 ユーザーに求められる動画コンテンツづくりとは

株式会社エブリー DELISH KITCHEN編集長 / 料理研究家 菅原千遥氏

  • エブリー / DELISH KITCHENの概要
  • DELISH KITCHENのビジネスモデル
  • ユーザーに求められるコンテンツ、価値があるコンテンツとは

【プロフィール】
1989年4月13日生まれ。慶應義塾大学を卒業し、大手IT企業に勤務。2015年9月に株式会社エブリーを共同創業。 「世界中の人においしくて簡単なレシピを提供したい」という思いから、編集長として料理動画メディア「DELISH KITCHEN」を立ち上げる。

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